平成15年愛知県保育士問題 教育原理及び養護原理

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教育原理


問題1 次の事項を正しく説明している文を@〜Dより選び、記号を記入せよ。

    (1)ドルトン・プラン
    (2)イエナ・プラン
    (3)プロジェクト・メソッド
    (4)範例学習
    (5)チーム・ティーチング

     @学校は生活共同体の縮図でなければならないとし、低学年、中学年、高学年の3集団に
      編成し、児童・生徒は指導的立場と指導される立場の二つを経験しながら学習する。
     A構案法ともいい、問題解決的な実際の作業の過程から学習する形態をいう。キルパトリ
      ックによって考案された。
     Bケッペルなどによって考案された教授組織の編成方法で、これによって学級担任制の閉
      鎖性を改め、授業の改善が期待できる。
     Cこの理論の背景には、人間的生命力の回復を目指すという考え方がある。そのために教
      育内容の精選を行う必要があり、その上での学習法を目指す。そこでは伝統的な40〜
      50分という細切れ時間が否定される。
     D従来の学級組織を解体し、教科別の実験室を設け、児童・生徒はそこで教科担任の指導
      を受けながら個々に学習を進めていく。


問題2 次ぎの文は教育に関係のある法規である。それぞれの文の空欄に適切な語句を記入せ
    よ。

   (1)すべて国民は、法規の定めるところにより、その保護する( @ )に( A )
      を受けさせる義務を負う。義務教育は、これを( B )とする。

   (2)( C )及び勤労の場所その他社会において行われる教育は、国及び地方公共団
      体によって( D )されなければならない。


問題3 教育相談を進めるうえでの基本的な態度として、正しいものには○を、正しくない
    ものには×を記入せよ。

   (1)問題行動が表面化していない生徒に関しては、あえて教育相談を行う必要はない。
   (2)来談した生徒の考え方が明らかに間違っていたが、信頼関係を築くために、否定的
      な態度は示さなかった。
   (3)相談にくる生徒には、常に教師の価値観をはっきりと示すことが大切である。
   (4)助言を与えようとせずに、「なるほど」、「そうなの」といって生徒に共感を示した。
   (5)生徒が沈黙してしまったので、相談を打ち切ることにした。


問題4 次ぎの文は「幼稚園教育の基本」について述べたものである。空欄に適切な語句を記
    入せよ。

    (1)幼児は安定した( @ )の下で自己を十分に発揮することにより発達に必要な
       ( A )を得ていくものであることを考慮して、幼児の( B )な活動を促し、
       幼児期にふさわしい生活が展開されるようにする。

    (2)幼児の自発的な活動としての( C )は、心身の調和のとれた発達の基礎を培う
       重要な( D )であることを考慮する。


問題5 戦後日本における「義務教育」とは何か。日本国憲法第26条の条文をふまえなが
    ら説明せよ。


養護原理


問題1 次の各文のうち、正しいものには○を、正しくないものには×を記入せよ。

   (1)留岡幸助は明治20年に岡山孤児院を設立し、その施設養護の原則を十二則にまと
      めた。
   (2)乳児院は、必要があればおおむね2歳未満の幼児を対象として、その養育を目的と
      する。
   (3)1歳以上の乳幼児を入所させるのに適当なのは、児童擁護施設ではなく、児童自立
      支援施設である。
   (4)スーパービジョンとは、基本的にスーパーバイザーとスーパーバイジーの1対1の
      関係で成立する。
   (5)ノーマライゼーションの考え方では、障害がある児童も障害のない児童と同じよう
      に、自分でできることは自分でできるようになることが前提条件となる。


問題2 次の文は「児童憲章」の一部である。それぞれの文の空欄に適切な語句を記入せよ。

   (1)すべて児童は、虐待、酷使、( @ )その他不当な取扱からまもられる。あやまち
      をおかした児童は、適切に( A )される。
   (2)すべての児童は、身体が不自由な場合、または精神の機能が( B )な場合に、
      適切な( C )と教育と( D )が与えられる。


問題3 次の文章の空欄に、適切な語句を記入せよ。

  児童擁護は保護者のもとで養護される場合と、国や地方公共団体などの保護者以外が養
 護する場合とに大別できる。前者を( @ )、後者を( A )という。また、後者の養
 護形態として中心になるのは児童福祉施設に代表される( B )と、( C )や保護受
 託者の形態をとる( D )に分かれる。
  

問題4 次の各文のうち、正しいものには○を、正しくないものには×を記入せよ。

   (1)知的障害児であっても将来社会人となるので、障害をもたない児童と同じように一
      般的な社会的要求に適応した指導方法を実践することが望ましい。
   (2)身体障害児の保育にとってもっとも基本的な保育態度は、障害を乗り越えるよう励
      まし、能力を最大限に伸ばしてやることである。
   (3)児童自立支援施設における学科指導については、学校教育法の規定による学習指導
      要領を準用する。
   (4)児童擁護施設の最低基準には、児童指導員及び保育士の総数は、通じて、満3歳に
      満たない幼児おおむね3人につき1人以上、満3歳以上の幼児おおむね4人につき1
      人以上、少年おおむね6人につき1人以上とするとされている。
   (5)保育士、医師、教員など、児童の福祉に職務上関係のある者には通告義務がとくに強
      く課されており、虐待を発見したにもかかわらず通告を怠った場合には、罰則が適用
      される。


問題5 次の項目について、それぞれ簡潔に説明せよ。

   (1)施設養護の基本原理のひとつとしてあげられる「親子関係の尊重と調整」とは何か
      説明せよ。

   (2)養護に欠ける児童のうち、「保護者に監護させることが適当でない児童」となる原因
      を説明せよ。


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