平成14年愛知県保育士問題 発達心理学及び精神保健

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発達心理学


問題1 次の事柄にあてはまる語句を下記の(ア、イ、ウ…)から選び、その記号を書きなさい。
   @パターンが何もない、一様な視野に対して、新生児は眼球を水平方向に動かしているが、そこに図形が現れると、それへ眼を向け
    る反応が見られる。
   A新生児を脇の下で支えて平らな面に立たせると、歩行と同じように両足を交互に前に出す。
   Bありとあらゆるものはみな人間と同じように心をもっており、生きていると考える見方。
   C一般に、ある特定の人間や動物が他の特定の人間や動物との間に形成する愛情の絆とされる。
   D新生児の手のひらに指などを触れるとぎゅっと握りしめ、しかもその把握する力は自分の体重を支えることができるほど強い。

 
ア アタッチメント イ アニミズム ウ モロー反射 エ シェマ オ 逃避反射
カ 把握反射キ 慣れク 視覚的偏向ケ ごっこ遊びコ 児童歩行
サ オペラント条件づけシ 瞬目反射ス 動機づけセ 視覚的走査 
 

問題2 次の文の空欄(a、b、c…)に適切な語句、もしくは前文の下線部分にあてはまる用語を、下の語群から選び、その記号(ア、イ、
    ウ、…)で答えなさい。
   (1)ポルトマンは出生時の発育状態によって、哺乳類を(a)と(b)に分類した。(a)の動物は出生時に運動器官も(c)も未
      成熟であり、親の養護に全面的に依存している。一方、(b)の動物は出生直後から移動が可能であり、(c)もよく発達している。
      ところが、(b)の動物と同じように、系統発生的には高度な段階に達していながら、人が、その種としての基本行動である直立2
      足歩行を開始するのは、生後1年たってからである。
   (2)乳児が表すシグナルや要求を上手に読み取る能力を(d)という。母子相互作用の展開には、この(d)に裏打ちされた適切な
      反応をタイミングよく乳児に返していくことがポイントである。このような能力には、母親自身の(e)だけでなく、情緒的安定の支
      えとなる配偶者との関係、家族近親者からの物心両面での援助、さらには母親のそれまでの(f)が関連する。
   (3)保育士としては、子どもが個人の世界から出て外界に向き、おとなや友人の言葉を耳に入れ、関わりを増し、自分の気持ちと戦い
      (g)、自分の気持ちを抑えて(h)、あるいは自己主張して(i)、行動を起こすこと(j)や目的行動を起こすこと(k)が
      できるようになり、人間間の信頼関係を確立するという過程を、人間らしい育ちと考えることが大切である。
   (4)心理権さは、(l)を重視することから、実施や祭典得点化などの手続きが明確に定められていること(m)が必要であり、その
      検査が測定しようとするものを的確に測っていること(n)、何度測っても同一の結果が得られること(o)の高いことが要求され
      る。

 
ア パーソナリティ   イ 自我の表出   ウ 超能力   エ 下等   オ 信頼性   カ 離巣性
キ 地域性 ク 自己志向 ケ 不安 コ 妥当性 サ 主観的 シ 感受性
ス 成熟 セ 統計 ソ 高等 タ 人間関係 チ 葛藤 ツ 育児経験
テ 自己選択 ト カウンセリング ナ 就巣性 ニ 学習 ヌ 反射的 ネ 標準化
ノ 客観的測定 ハ 自律 ヒ 規範意識 フ 感覚器官


問題3 子どもの情緒発達を人との関係から述べ、保育士として留意したい点を挙げなさい。


問題4 核家族化が進み、地域性・地域社会が崩壊すると、その影響は子どもの発達環境に影響を与えることが言われている。具体的に
    はどのような影響があるのか述べなさい。


精神保健


問題1 次の文は、適応機制についての説明である。それぞれの説明にあてはまる機制の名前を書きなさい。
   @一般に、劣等感による緊張の解消をはかるために自分のもっているほかの特性を顕示する機制
   A性に関する要求の充足や、攻撃的傾向などが、社会的制約によって阻止される場合に、スポーツや芸術などの社会的に容認され
    る活動、あるいは、さらに高い文化的価値をもつ活動によって要求の満足を求める機制
   B自分の要求や感情を自分以外の人や物に帰属させることによって、緊張や不安を解消しようとする機制
   C満たされない、しかも破局をまねく恐れのある要求とその要求に関連した考えを意識下に追いやり、自らそれを認めなくなる機制
   D発達過程における以前の段階にみられる、より原始的な組織されない考えや行動に逆行することによって、適応困難な状況からの
    がれようとする機制
   E欲求不満をもたらした真の動機をかくし、解釈をかえて、もっともらしい理屈づけをする機制


問題2 次の文の空欄(a、b、c、…)に適切な語句を、下の語群から選び、その記号(ア、イ、ウ、…)で答えなさい。
   (1)エリクソンのパーソナリティー理論によれば、1歳半頃から3歳頃のおもな発達課題は(a)と(b)である。幼児は親から(c)、
      (d)、衣服の着脱などの(e)をしつけられる。そして、これらの技能が円滑に身につくと幼児は自信と誇りをもって行動するよう
      になる。
   (2)自閉症の研究は、1943年の(f)の「情緒的接触の自閉性傷害」に始まる。(f)が、自閉症児には明らかな脳の(g)や
      (h)の存在が認められず、両親に特有な心理学的問題が認められると述べたことから、自閉症の原因を心理学的レベルで追求
      しようとする様々な試みがなされた。しかし、現在それらはほぼ完全に否定されている。
   (3)カウンセリングは(i)の「来談者中心療法」がよく知られている。(i)は、人間の成長と変化発展に対する継続的に展開する
      過程を重視した。そして、(j)が十分に展開されるためには、適切な条件が必要であると考えた。しかし、現実には様々な障害が
      あり、自力で克服できなくなると(k)や病的状態に陥る。このため、援助を求めざるをえなくなった人が(l)とみなされる。

 
ア 遺伝的要因   イ 基本的信頼   ウ 自己コントロール   エ ユング   オ 不安
カ 日常生活動作 キ ロジャーズ ク 発達課題 ケ 自傷行為 コ クライエント
サ 排泄 シ 言語習得 ス 欲求不満 セ 適応行動 ソ 他動性傷害
タ 自己実現傾向 チ 重度重複障害 ツ キー・パーソン テ 清潔 ト 食事
ナ カナー ニ フロイト ヌ 探索行動 ネ 不適応行動 ノ 器官障害


問題3 保育士が、乳幼児の保育にあたって留意すべき精神保健上の問題点について述べなさい。


問題4 保育場面で、他児を叩く、かみつくなどの乱暴行為を示す子どもにはどのような問題、あるいは原因が考えられるか述べなさい。


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