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平成13年愛知県保育士問題 看護学及び実習
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問題1 乳幼児の身体計測について、正しいものに○、誤っているものに×を記入しなさい。
1.乳児の体重測定には、目盛りの最小単位が1gまたは10gである精密な秤を
使用することが望ましい。
2.生後4ヶ月未満のまだ寝返りができない乳児であっても、測定中の転落には
十分な注意が必要であり、側を離れてはいけない。
3.体重の測定時間は一定にすることが望ましく、通常は機嫌のよい哺乳後に
測定することが適切である。
4.立位ができる用事であれば、2歳未満でも乳児用身長計を用いる必要はない。
5.乳児用身長計を用いた測定では、固定板側に足をつけて両膝を伸ばし、移動
板側に頭部をつけて測定する。
問題2 与薬の方法について、正しいものを選び解答欄に番号で記入しなさい。(複数可)
1.苦味の強い薬剤は、極小量の白湯または糖水で練って、乳児の口腔内に塗りつける。
2.薬をいやがる場合は、ミルクにまぜて哺乳させるとよい。
3.乳首、スポイト、薬杯などを用いて、少量ずつむせないように口の奥に入れる。
4.満腹時に無理に薬を飲ませると嘔吐を誘発することがあるので、哺乳前や空腹時に与え
る方がよい。
5.特に幼児においては、薬の必要性を分りやすく説明したり、薬を飲んだらほめることも
大切である。
6.一般に2歳くらいになれば、錠剤でもうまく飲めるようになる。
問題3 人口乳の授乳について、不適切な方法を選び解答欄に番号を記入しなさい。(複数可)
1.規定量にあまり固執せず、15分程度を目安にして授乳する。
2.空気をたくさん呑みこんでしまわないよう、乳首の中にミルクを満たすような斜めの角度
に哺乳ビンを支える。
3.ミルクを作る際は、殺菌のために十分沸騰したお湯で、冷めないよう直ちに調乳する。
4.手を清潔に保つため、授乳前のオムツ交換はしなくてもよい。
5.乳児を膝の上に抱きゆったりとした気持ちで飲ませることが望ましいが、健康な子ども
の場合には、枕の上に適切な角度で哺乳ビンを置いて飲ませてもよい。
6.授乳するミルクの温度は、60℃以上が適切である。
問題4 離乳食について、正しいものの組み合わせを解答欄に記号で記入しなさい。
1.味付けは薄味にする。
2.果汁を与えていれば、離乳を開始していると判断してよい。
3.乳児が嫌がる場合は無理強いせず、一時中断するほうが望ましい。
4.離乳開始とは、ドロドロした食物を与える時をいう。
(a.1と3 b.1と2と3 c.1と4 d.1と2 e.1と3と4)
問題5 次の( )内に適切な語句を記入しなさい。
高熱で早く体温を下げたい時には、氷枕の他に( ア )や氷頸を用いることがある。こ
れらを貼用する適切な部位は、( イ )部、腋窩動脈部、( ウ )部などである。
問題6 予防接種について、正しい文には○、誤っている文には×を記入しなさい。
1.生活環境の改善、衛生水準の向上、医療技術の進歩により重篤な感染症の発生は少なく
なり、安全な予防接種実施の体制が求められるようになったことから、平成6年に予防接
種法が改正された。
2.接種形態は、@市町村長が行い定期接種として行われる推奨接種、A医療行為として、
医療機関が行う任意接種の2種類がある。
3.被接種者の責務については、「受けるよう努めなければならない」という推奨接種から
「受けなければならない」という義務接種へと改められた。
4.個別接種を推進するとともに、集団接種を行う場合でも医師による問診の時間を十分に
とる。
5.生ワクチン接種後に生ワクチンや不活化ワクチンを接種する場合は、2週間の間隔をあ
ければ接種してよい。
問題7 次の文が説明している感染症は何か、適切な疾患名を記入しなさい。
1.かぜ症状で始まり、発熱が一度下がり再び熱が上がったと同時に皮膚に発疹が現れる。
発疹は耳の後ろ、顔面などから始まり、体幹・四肢へと広がっていく。発疹の前には、
頬粘膜の臼歯に相対する部分にコプリック斑があらわれる。
2.主として1歳未満の乳児に起こり、初めて経験する高熱であることが多い。突然39℃前
後の発熱をきたし3〜4日続いたのち、解熱すると同時に小さい紅斑が主として体幹や
頸部・項部にあらわれる。
3.軽い熱とともに発疹があらわれる。小さい赤い紅斑で、まもなく丘疹になり水疱ができ
る。ヘルペスウイルスの初感染による疾患で感染力が大変強く、飛沫感染、または接触
感染をする。発疹は前身におこり、毛髪部などにもできる。
4.病原体はムンプスウイルスで、飛沫感染する。片側、あるいは両側の耳下腺が腫脹する。
通常、腫脹部は圧痛があり、口を開けると痛がる。合併症として、髄膜炎が起こりやす
く、成人男子では睾丸炎を合併することがある。
問題8 けいれん時の適切な対処について、次の文の( )内に正しい語句を記入しなさい。
小児がけいれんした時には、安全の確保と安静を図ることが大切である。けいれん時には、
唾液や嘔吐物の誤嚥、( エ )沈下や長時間にわたる無呼吸状態によって( オ )
状態に陥る恐れがある。誤嚥予防のために顔を( カ )にして、着衣を
( キ )て呼吸が行いやすいようにしながら、自発呼吸の有無を確認する。
舌を噛まないように、口の中に割り箸などを入れることは( ク )である。
問題9 「気道の確保」の方法について、簡潔に述べなさい。
問題10 「子どもの虐待」4つのタイプを挙げ、それぞれについて簡潔に説明しなさい。
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