平成13年愛知県保育士問題 児童心理学及び精神保健

平成13年愛知県保育士問題メニュー / ホームへ戻る



児童心理学


問題1 次の文の空欄(a、b、c、…)に適切な語句を、下の語群から選び、その記号(ア、
    イ、ウ、…)で答えなさい。
   (1)新生児は、生後しばらく母子一体感をもっており自他( a )であるが、やがて母親
      を( b )とは異なる存在として理解するようになる。また、目や手や足なども( c
      )であるが、次第にそれぞれ機能するようになる。やがて、一人ひとり異なる特定の力
      を身につけ、( d )がつくられていく。成人期に入り、それまで身につけた力を全体
      的に( e )していき、その人が充実した人生を送る力となる。このように、人間の発
      達家庭には( a )から( f )へ、さらに( e )へという法則がある。
   (2)小学校低学年の時期は幼児期のように、偶然そこにいた子ども同士で、しかも思い付き
      で遊び始めることが多い。しかし9歳くらいになるといわゆる( g )の特質を表して
      くる。リーダーが集団の行動をリードし、次第に( h )や( i )の関係が明確に
      なってくる。この時期の特徴は仲間への( j )である。
   (3)観察は、見たり聞いたりというような感覚的経験に基づいている。それは個人的な経験
      である。それゆえ、ある特定の観察者だけが観察し、他の観察者が共有することのできな
      いような( k )・( l )な観察は、いくら観察されたものであっても、その観察
      をし尿することはできない。科学的観察は、それに必要な知識をもつものは誰でも必要に
      応じて繰り返し観察され、確認できるものでなくてはならず、そうしないと( m )・
      ( n )を保つことができない。

 
ア グループ   イ 未熟   ウ 直感的   エ 信用   オ 客観性  
カ 離反 キ 地域性 ク 質的 ケ 支配 コ 実用性
サ 主観的 シ 効率性 ス 統合 セ 公共性 ソ 中心的
タ 人間関係 チ 他者 ツ 未分化 テ 知能 ト 従服
ナ 分化 ニ 個性 ヌ 反射的 ネ 排他的 ノ 同調
ハ ギャングエイジ ヒ 自己 フ 関係性
 

問題2 次の事柄と最も関係の深い人物(a、b、c、…)を選び、その記号を書きなさい。
    @知能検査
    A発達課題
    B生理的早産
    Cホメオスタシス
    Dコンピテンス
    E投影法
    F認知発達理論
    Gエンパシー

 
a ロールシャッハ   b ハーロー   c サリヴァン   d ブルーナー
e ボウルビィー f ブロイラー g キャノン h ピアジェ
i ポルトマン j ウェクスラー k ホワイト l ロジャーズ
m カナー n エリクソン


問題3 母親と子どもの結び付きを説明する理論としては精神分析学や学習理論家が支持して
    いた二次的動因説が有力とされていた。それに大して現在は、その結び付きの成立は子ど
    もが生理的要求の充足を母親に依存しているという事実とは本質的に無関係な事象である
    と主張した理論が幅広く受け入れられている。そこで、その理論の概要を簡潔に述べなさ
    い。


問題4 乳幼児期の言葉の発達を人との関係の中で述べ、保育士が乳幼児に関わる際に留意すべ
    き点を挙げなさい。


精神保健


問題1 次の語句について、簡単に説明しなさい。
   @耐性
   A場面緘黙
   B退行
   C精神年齢
   D葛藤


問題2 次の文の空欄(a、b、c、…)に適切な語句を、下の語群から選び、その記号(ア、
    イ、ウ、…)で答えなさい。
   (1)遊戯療法は、子どもを対象として行われる( a )の一形態である。通常の( a )
      は言葉を介して進められるが、子どもはその能力が未発達のため、心理的問題を表出でき
      ない。言葉の代わりに( b )を介して子どもと( c )との間に関係を形成するこ
      とによって子どもは意識的もしくは無意識的な問題や( d )を遊びの中に投影し、自
      らの心理的問題を解決していくことになる。
   (2)出生から1歳半ころまでの乳児期に子どもが母親から得る持続的な満足と安心感は(
      e )を形成し、後の( f )の発達の基礎となる。乳児の中にこうした母子関係が成
      立してくると、( g )や( h )が現れてくる。
   (3)保育場面に登場する子どもの年齢は、0歳から6歳未満である。各年齢時期にはそれぞ
      れ( i )があり、心身の発達はある段階の( i )を達成できなければ次の段階へ
      と通過することができない。従って、ある年齢時期の平均的な( i )、平均的な行動
      からの偏りは( j )とみなされる。

 
ア 自立性   イ 治療者   ウ 不適応   エ 分離不安   オ 補償
カ 愛着 キ 基本手信頼 ク 自我 ケ 遊び コ 問題行動
サ 防衛機制 シ 療育 ス 母親 セ 地域 ソ 抑圧
タ リビドー チ アイデンティティ ツ 心理療法 テ 個性 ト 対象関係
ナ 発達課題 ニ 葛藤 ヌ 人見知り ネ 感情


問題3 保育士が、乳児の早期保育に関わる場面に留意すべき点を述べなさい。


問題4 保育場面で関わっている子どもに心身の発達の遅れが窺われる場合、保育士の取るべき
    態度や行動としてはどのようなことが大切かを述べなさい。


平成13年愛知県保育士問題メニュー / ホームへ戻る

SEO対策 ショッピングカート レンタルサーバー /テキスト広告 アクセス解析 無料ホームページ 掲示板 ブログ